一時限目 化学

それは、私がまだ腐り始めて間もない頃の話

その日の化学では酸化銅の還元を習いました。しかし超文系人間の私は先生の話がイマイチ理解出来ず、教科書の図をぼんやり眺めていたのです。そんな時、私はふと思いつきました。
「わからないなら擬人化させればいいじゃない」
そう、擬人化こそが理解への突破口。何せ私はヘタリアで世界史を覚えた程の男ですから擬人化させてしまえば怖いものなどありません、早速取り掛かりました。
ではまず擬人化させる前に1度化学式の方を見てみましょう

「2CuO+C→2Cu+CO2」

ハイ、訳がわかりませんね(白目)

ではでは、まずは「2CuO」から
→銅と酸素は幼なじみ、2人は何をするのも一緒で、出会った時に繋いだその手を決して離そうとはしなかった。
なかなかいい滑り出し、それでは続いて「2CuO+C」
→そんなある日、二人の前に炭素が現れる、彼の手を取ってしまえば大空へと飛び立つことが出来ると気がついた酸素、酸素の心は炭素へと傾き始めていた。
何やら不穏な空気が...では最後に「→2Cu+CO2」
→銅と離れ炭素とともに飛び立つと決めた酸素、彼は炭素と手を取り合って広い大空へと飛び立ってしまった。残された銅は、その背中をただ見送ることしか出来なかった。


.........(´;ω;`)ブワッ
切ねぇ
なんだこれ
クッソ切ねぇ
銅が不憫すぎる


終業のチャイムがなるまで、私は化学の教科書を涙で濡らしておりました。

腐男子高校生の妄言と雑記

腐向けにつき閲覧注意です。主に授業中の妄想が多いです。

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